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1年間に読んだ本/見た映画・演劇の合計が108になるといいなあ、という日記。

DO THE RIGHT THING


その夏一番の暑さを記録したブルックリン、住民たちの潜在的な怒りが遂に爆発する!鬼才スパイク・リー衝撃の問題作!!

【キャスト】
ダニー・アイエロ/オジー・デイヴィス/ルビー・ディー/リチャード・エドソン

【スタッフ】
監督:スパイク・リー

制作年:1989年

スパイク・リー監督の名を世界に知らしめた社会派ドラマ。ブルックリンの黒人街を舞台に、イタリア人が経営するピザ屋で働く黒人・ムーキーのドラマを軸に、アメリカ社会が内包する人種問題を浮き彫りにする。“ユニバーサル・シネマ・コレクション”。


イタリア系のピッツェリア、韓国系の雑貨屋、プエルトリコ系のかき氷屋、アイルランド系の新住民、、、

人種のるつぼブルックリンで描かれる数日の景色のなかに、現代アメリカにも通じる問題が克明に刻み込まれている。

Let's do the right thing.

とはいうけれど、じゃあ、何がRIGHTなんだ?
エンドロールでも引用されるキング牧師マルコムXの意見も、重なりながらも相反する。
非暴力不服従による抵抗と、「最後の理性」として肯定される暴力。

BLMの現在だからこそみられるべき作品だし、今の日本にだって、潜在的な内戦があることを思えば、まったく他人事ではない。

ピッツァ食べたくなった。